2013年4月21日日曜日

自己破産とクレジットカードの融資

自己破産とクレジットカードの融資について。何社ものキャッシング会社から融資を受け、そのどれも返せなくなった人を多重債務状態といいます。非常に自己破産しやすい状況です。ショッピングや高額商品のローン、月々の支払いができるクレジットカードを持っている人は多いでしょう。しかし、クレジットカードを利用して引き出したお金は、クレジットカードを発行している会社から借りているお金であり、購入した品物は、その支払いが終わるまではクレジットカードを発行している会社の物なのです。購入物も未払い金についても、カード会社から受けた融資を返済中という状態になっています。クレジットカードは、もし自己破産を認められると、使用不可になります。もしクレジットカード会社が回収命令を出した場合、カードで支払い中の物は取り上げられることがあるでしょう。多重債務状態での自己破産では、その時点で持っていた財産で返済しきれなかった分は無効となります。新規にクレジットカードを作る時や融資をする時は審査がありますが、自己破産記録が個人情報機関に記載されているために、カードも融資も認められません。一旦自己破産をしたら、その後7年〜10年はクレジットーカードは作れずキャッシングも使えないと判断していいでしょう。一度自己破産を経験した人が、7年経って使えるようになったとしても、できればキャッシング商品は利用しない方がいいはずです。甘い話には裏があるものですから、返済不能になった経験がある人にも融資をするという会社は、用心しなければなりません。

2013年4月7日日曜日

自己破産と住宅融資

返済不能になり自己破産をすると住宅融資にも関係します。マイホームの夢を持つ人は多く、ほとんどの人が、人生の大きな買い物として家を購入するようです。即金で住宅を購入するという人はごく一握りです。ほとんどの人は、少しずつ住宅のために貯金をし、それでも一括払いができるお金を貯めることはできません。自己資金だけで家の代金を払うのではなく、金融機関が住宅用に扱っているローンを利用する人がほとんどです。融資を受ける際には審査があります。顧客の返済能力を計り、どのくらいの金額ならば貸しても戻ってくるかを見極めます。どのキャッシング商品でも審査はつきものです。もしも自己破産をした経歴が記録に残っていた場合、審査を通ることはほぼ確実に無理でしょう。そして審査に通らなければ、融資は受けられません。個人情報機関によって違いますが、自己破産の記録はその後10年間は残りますので、その間は住宅ローンは組めないと考えてもいいでしょう。金融機関でも全くの個人でも、返す期待が持てないような相手に金銭を貸したいと思うようなことはないはずです。確実に返済してくれるような客を求める金融会社にとって、過去に返済不能に陥ったことがあるという人は鬼門です。家を持っていたとしても、自己破産をしたら借金返済にあてることになります。住宅ローン返済中に自己破産をした場合でも、家は手放すことになります。住宅は競売にかけられた後、債権者に公平に分配されることになります。